秀和システムさんから出ている、はじめてのTeam Foundation Serverを読んだので感想を書いておきます。
これを読んでるときに上司に見られて「おまえ洋書見てるのか!?」って言われたのが謎です。(注:和書です)
読む前の状態
今までTeam Foundation Serverは、ソース管理として軽く使ったりExpress Editionを入れてみたり(入れるだけ)、Team Foudnation Serviceをソース管理といて軽く使ったりと、基本的にSVN, VSS, Gitなどの延長線上にあるツールとして使ってました。タスクの管理や、コードレビューなどもできるらしいということは講演などで何度か聞いていたけれど、ざ~っと2時間程度の話しを聞いて実践してなかったので、具体的な操作方法とかは知らない状態でした。
そもそも、バックログとタスクはわかるけど、階層つけて管理したりカンバンみたいなボード出したいけどどうやってだすの?という操作方法がわからない╲(^o^)/という状態でした。
読んだ後
- 会社の自分のマシンにTeam Foundation Server 2013(Expressじゃないやつ)を入れて自分用のタスク管理とソース管理環境にとりあえずして環境を整えた
- 今までソース管理以上の使い方はできていなかったのが、タスク管理としても使えるようになってきた
- Team Foundation Serviceの1つのプロジェクトを日常的なタスク管理として使ってみようかなぁと思って1つ遊んでたプロジェクトを使うようにしてみた
本自体について
どんな内容が書いてあるのかは出版社の書籍のページの目次を見てもらうとして、正直に感じたことは「浅く・広く・そして濃く」この薄さでよくまとめたなあと関心する内容です。全体像の把握は当然のことながら、一体どこが「はじめての」なのか突っ込みたくなるようなTeam Foundation ServerのSDKを使ってC#からTFSに繋いでプロジェクトの情報を取って来よう♪とかま誰得な情報まで詰まってます。日本の書籍でこういうことを書いてあるのって他にあるのかな?という感じでした。
基本的なところでは、バックログの作り方やタスクの作り方、そしてそれをホワイトボードで付箋紙を移動させてタスク管理をするようなUIを出して管理したりする方法まで書いてあります。
一番特徴的だなと感じたのは、導入(どういう風に検討してTFSを使おうと決めたか)から実際に使い(バックログ・タスク・ソース管理)、細々とした管理やカスタマイズ(SDKやPowerShell)、そして実運用では欠かせないバックアップまでを網羅している点が、この本の素晴らしいところだと思いました。実際にこれからTFSを使おうと思っている方はもちろん、実際にTFS使ってるという方が見ても「あ、これしないといけない」とか「こんな使い方もできる!?」といった気づきが得られる本じゃないかと思いました。
まとめ
最初のほうにも書きましたがSDKでTFSに繋ぐような人は「はじめて」の人じゃないなと思うのに尽きます。